高専では〇〇に気をつけろ

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当サイトでは高専への入学をおすすめしていますが、
私の体感では高専では自殺が多いという問題があります。
そのためこのページでは高専で自殺が多い理由の考察とその対策を述べたいと思います。

高専で自殺が多くなる理由

私の考える高専で自殺が多くなる理由は以下のとおりです。

  • 就職までの流れがクリアに見えすぎてしまい、将来に希望が持てない。
  • 今更ほかの進路に向かおうとしても手遅れ(に思えてしまう)。
  • 家族と離れて、さらに友達付き合いが苦手だと孤独になってしまう。

それぞれについて詳しく解説していきます。

就職までの流れがクリアに見えすぎてしまい、将来に希望が持てない

高専に入学して1年ほど経過すると、学校にも慣れて少し将来のことを考えたりします。同じような勉強をあと4年繰り返して卒業すれば就職。進学をするにしても、その2年後にはまた就職する。そう考えると就職までの流れがクリアに見えるように思えてしまい、将来への希望のようなものが見えないという気になります。とくに部活や勉強などで日常があまり忙しくない人はこういった感傷に浸りやすいという傾向があります。
普通の高校に行けば、まだ大学4年間の生活に夢や希望を持てたりしますが高専は大学編入しなければ就職と決まっております。また5年間の期間も自由時間ではなく拘束時間と捉えれば、人にとっては長く感じるかもしれません。

今更ほかの進路に向かおうとしても手遅れ(に思えてしまう)

高専では機械、電気、建築などの専門的な知識を学科に入って勉強します。学科は高専を受験するときに(つまり中学生の時に)選びますので高専在学中に「自分にはこの勉強は向いていない」と感じることも少なくありません。というより、ほぼ全員が一度は思うことです。
しかし高専を途中で辞めた場合、学歴が「中卒」となってしまうため普通の就職などはできません。そのため高専を途中でやめて大学へ行くなら「高卒認定試験(大検)」に合格して、さらに大学受験するという流れになります。大抵の人にはこのバイタリティはないでしょう。
つまり、高専に在学しているほとんどの人は、「今の勉強は自分には向いていない気がする」「しかし高専を辞めて他の大学へ行くほどの強い欲求もない」という悩みを抱えつつ、高専の勉強をしながら自分のやりたいことをを並行して続けているということです。
なお高専にいると他の進路にはもう行けない、という気になりますが実際はそうではなく。人生に遅いという事はありませんので高専を卒業してからでも、就職してからでも、やりたいことはできます。閉塞感とは大抵は知識の無さや視野の狭さにあると思ったほうがいいです。

家族と離れて、さらに友達付き合いが苦手だと孤独になってしまう

高専では親元を離れて寮生活をするため、自由が得られます。親と距離を取りたい人などにはとてもいい選択肢です。しかし、ここでさらに友達付き合いが苦手な人だと自分に親しい人が一人もいなくなってしまうという問題があります。人は社会的なつながりが少ないと自殺しやすいと言われています。つまり孤独と孤立を避ける工夫が必要です。

対策

私の考える対策は以下のとおりです。

  • 卒業を目指して勉強を頑張る。
  • 部活や同好会に入る。もしくは作る。
  • 自分のビジネスを持つ。

それぞれを解説していきます。

卒業を目指して勉強を頑張る

高専では留年するということが、かなり一般的にあります。毎年次の学年に無事に進級できるか不安であり、勉強についていくだけでも大変です。この勉強がうまく行かないとそれだけで将来の不安も大きくなってしまいます。そのためまずは必要以上に不安を感じないためにも卒業を目指して勉強を頑張ることが大切です。勉強の得意な友達に助けを求めれば、大抵は快く助けてくれます。勉強で助け合えれば孤立しなくなるという利点もあります。

部活や同好会に入る・作る

人付き合いが苦手でも部活や同好会に入りましょう。もし入りたい部活がなければ同好会を作りましょう。アニメや漫画を読むマルチメディアリサーチ同好会を作ってもいいですし、自作の白鳥型スピーカーを作るだけの同好会を作ってもいいです。人とのつながりがあれば悩みも共有できますし、自殺する可能性が低くなります。

自分のビジネスを持つ

自分のビジネスを持つことでただ毎日を生きるのではなく、自分の人生に方向性や目的のようなものが出てきます。趣味と割り切ってもいいですが、ビジネスとして考えたほうが将来への希望や夢のようなものができ、生きる活力が湧いてきます。
ビジネスといっても大げさなものではなく例えば、

  • 動画をつくってYoutubeに公開する。
  • 音楽を作って素材としてネットにアップする。
  • 写真を撮って素材としてネットにアップする。
  • 漫画や小説を書いてWEBで公開する。
  • せどりなどを始める。
  • ブログを書く。
  • ボロ物件を買って不動産事業を始める。

自分のビジネスを持てば、人生が卒業して就職するというシンプルなものではなく、もっと自由で複雑で楽しいものである、そして夢や希望というのは人から与えられたり、奪われたりするものではなく自分で作り出すものだということが実感できると思います。
上記の中で特にボロ物件を買って不動産事業を始めるというのは寮を追い出された高専生にはおすすめな選択肢なので検討してみてください。

まとめ

まとめると、自殺を防ぐためには、以下のことが大事です。

  • 将来の不安を感じないように勉強をする。
  • 部活や同好会に入って人とのつながりを持つ。
  • 自分のビジネスを持ち、夢や希望は自分で作る。

これは高専に限ったことではなく、その後社会人になってからも大事なことです。
勉強は経済的自立と捉え直してもいいし、人とのつながりを保つためどこかに所属するというのも大事です。
これらのことができていないと、自殺しないまでも不安を感じたり、希望が持てなくなったりと豊かではない人生になってしまいます。簡単ではないかもしれませんがこのブログを通して役立つ情報を発信していきますので是非参考にしてみてください。

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